ゴーイング マイ ホーム 秘話

父・栄輔(夏八木勲)の病室に現れた、謎の美女(宮﨑あおい)。

この女性はいったい誰・・・!?

良多(阿部寛)の動揺ぶりがあまりに滑稽で、クスリと笑ってしまうこのシーン。
撮影現場でも、阿部さんが、オドオドしたり、美女に興味津々だったりと、本番前のテストの時からいろいろ妙な動き方を何パターンも演じてみせるので、「きょ、挙動不審だ・・・」というつぶやきがスタッフの間から漏れ聞こえてきたほどです。


エレベーターを降り、慣れた足取りで病室に近づく謎の美女。サラリとドアを開けて「こんにちは」と入っていったのは宮﨑あおいさん。病院のドアって、急な開閉でケガがあってはならないせいでしょうか、ゆっくり閉まりますよね? あの“ゆーっくり”が、チラリズムというのか・・・ 見えたような、見えないような、美女の表情が気になって、良多は咄嗟にその正体を突き止めようと躍起になります。
手に持っていた携帯電話のカメラで撮影しようか、やめておこうか・・・?
静かな病院では、まともに撮影すると「カシャッ」というシャッター音で気づかれてしまう・・・。
そこであみ出されたテクニックが、電話をしてると見せかけて、後ろ向きでシャッターを押す方法。しかも、大声で会話しているフリをしながらシャッター音も隠すというもの。
ドラマをご覧になった方は、良多の咄嗟にとった行動の意外さと、“写っているけどよくわからない微妙な写り具合”に思わずクスッとされたのではないでしょうか?
しかしこの方法、確かに名案なんですが、後ろを向いている分とてつもなく難しいのです!

さすがの阿部さんもタイミングをつかむのにひと苦労。カメラを起動できなかったり、構える前にシャッターを押して床を撮影してしまったり……と、トライするたびに現場に笑いが巻き起こります。そしてついに、タイミング、写真の写り具合、お芝居全てがバッチリのOKテイクが撮れました!

是枝監督の現場は、キャストが役になりきって動いていく中で、段取りがほぼ決まっていきます。時に台本とは解釈が少々ずれても、そのほうが自然で納得できるものなら、柔軟に意見をとりいれていくのです。画面に映るリアリティを、ちょうどよく見つけていく・・・そんなプロセスなのです。

さて、この謎の美女・菜穂(宮﨑あおい)は、良多の父・栄輔と一体どういう関係の人物なのでしょうか?ちょっぴり不器用な良多は、そこのところをちゃんと探っていけるのでしょうか?今後も見逃せません!

 


 

楽曲紹介

【主題歌】

槇原敬之 「四つ葉のクローバー」(WORDS&MUSIC) 


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